大谷能生

「二〇世紀の「批評」を読む」

前世紀の批評作品を読み込む作業を通して、「批評を作品として読む」という当たり前の事柄の再確認をしてみようと思います。取り上げる作品の予定は、第一回「アンフォルメル以後」(宮川淳)。第二回「山口百恵は菩薩である」(平岡正明)。第三回「映像の詩学」(蓮実重彦)。第四回「ジャングル・クルーズにうってつけの日」(生井英考)。第五回「時間」(吉田健一)。これらの周辺のお話もたっぷりと。

講義日程
9/18(火)・10/16(火)・11/20(火)・12/18(火)・1/15(火)

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大谷能生(おおたによしお)

1972年生まれ。批評家、音楽家。96年〜02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。
様々な雑誌、webへの執筆・寄稿を行い日本のインディペンデントな音楽シーンに深く関わる。2004年9月、菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』(河出書房新社刊)を上梓。2004、2005年と同氏と共に東京大学教養学部にて講義を担当。『東京大学のアルバート・アイラー 歴史編』『同 キー ワード編』(菊地成孔・大谷能生/メディア総合研究所)として書籍化される。他に、『日本の電子音楽』(川崎弘二著 大谷能生協力/愛育社)、『200CDジャズ入門 200音楽書シリーズ』(200CDジャズ入門編纂委員会編/学習研究社刊)等。2007年9月に月曜社から初の単独批評単行本『貧しい音楽』刊行予定。音楽家としては、sim、masなど多くのグループに参加。2006年12月にはソロ・アルバム『「河岸忘日抄」より』(原作:堀江敏幸)をHEADZからリリース。その他さまざまなセッションで演奏を行っている。

大谷能生情報blog http://note103.jugem.cc/?cid=31

木村覚

「フィジカル・アート・セオリー入門」

だれもが等しく所有するものでありながら、なんともやっかいな伝達メディア(媒体)である身体。その身体をメディアとするアート表現にフォーカスし、そこにあるさまざまな可能性/不可能性について理論的に考えようと思っています。ダンスに限らず、シアター・アーツ、パフォーマンス・アートの領域にもアクセスするつもりです。キーワードは「シアトリカリティ」「タスク」「オープン・スコア」「ストラクチャー」「ゲーム」「死体」など(順不同)。作り手にとっても観客にとっても今後の糧になるものを一緒に見つけていければ、と思っています。

講義日程
9/28(金)・10/26(金)・11/30(金)・12/14(金)・1/25(金)

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木村覚(きむらさとる)

1971年生まれ。
美学研究者、ダンス批評、現代美術批評研究。
2003年に「踊ることと見えること 土方巽の舞踏論をめぐって」で第12回芸術評論募集佳作入選(主催:美術出版社)。以後、『美術手帖』などで、ダンスや演劇を中心とした批評活動をはじめる。現在、多摩美術大学、国士舘大学などで「現代美術」「美学」等の非常勤講師を務める。

Blog: Sato Site on the Web Side http://blog.goo.ne.jp/kmr-sato

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仲俣暁生(なかまたあきお)

1964年東京生まれ。編集者、文筆家。『シティロード』、『ワイアード日本版』、『季刊・本とコンピュータ』などの編集部を経てフリーランスに。現代の小説について書くことが最近は増えている。著書『ポスト・ムラカミの日本文学』(朝日出版社)、『極西文学論 Westway to the World』(晶文社)、『〈ことば〉の仕事』(写真・大野純一、原書房)、『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』(バジリコ。舞城王太郎、愛媛川十三の作品をサブテキストとして収録)。
【海難記】Wrecked on the Sea http://d.hatena.ne.jp/solarを日々記録中。

森山裕之

「実践的カルチャー雑誌編集者養成講座」

1. 雑誌編集者になるには・基礎編
2. 企画・交渉
3. 取材・インタビュー
4. 編集・構成
5. 雑誌編集者になるには・応用編

講義日程
9/19(水)・10/10(水)・11/14(水)・12/12(水)・1/11(金)
※最終回講義日が1/9(水)から1/11(金)に変更になりました。
ご注意ください。

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森山裕之(もりやま・ひろゆき)

1974 年生まれ。長野市出身。獨協大学外国語学部英語学科卒業。印刷の営業マン、フリーランスのライター、編集者を経て、01 年より『クイック・ジャパン』http://www.quickjapan.net/(太田出版)編集部。03 年〜07年まで編集長。在籍中、音楽とお笑いの融合イベント『Quick Japan FIVAL』(04年9月/スタジオコースト)を開催し、音楽レーベルQuick Japan Records(茂木淳一『MOGY-TV』05年8月)を立ち上げる。他に、浅野いにお『虹ヶ原 ホログラフ』、ラーメンズ『つくるひと凸』(以上、太田出版)、星野源・平野太呂『ばらばら』(リトルモア)等の単行本、阿佐ヶ谷スパイダースhttp://www.spiders.jp 全公演パンフレットの編集を担当。07年7月より『dankaiパンチ』http://www.asukashinsha.co.jp/dp/index.html(飛鳥新社)副編集長。現在、TBSラジオ「Life」http://www.tbsradio.jp/lifeのサブ・パーソナリティを務める。

dankaiパンチ blog http://www.asukashinsha.co.jp/dp/blog/

畠中実

「キュレーションの現場/批評と実践」

ある企画は、何らかの先立つ、あるいは同時代の企画や動向に対するリアクションとしてある、という性質を持つことがあります。それをとりあえずの前提として、展覧会やイヴェントの企画などの構想、立案から実現にいたるまでを、実施した企画を例に、その実際などをお話しします。

講義日程
9/26(水)・10/17(水)・11/7(水)・ 12/5(水)・ 1/23(水)

佐々木敦

「批評家養成ギブス」

数年前に僕は「音楽批評家養成ギブス」と称した集中講義を行ないました。今回は「音楽」というカテゴリーを取り払い、単に「批評家養成ギブス」とのみ題したレクチャーを開始します。対象や分野をひとつに限定せず、オーバージャンルで「批評的なるもの」の今日的なありようについて考えてみたいと思うからです。
 とはいえしかし、実を言うとそんな僕自身、今もって「批評」ということがどういうものなのか、ほんとうはよくわかっていません。過去数年、かなり意図的に「批評家」という肩書きを名乗ってきましたが、自分がやっていることが「批評」であるのか否か、何が「批評」であり何がそうではないのか、多少とも厳密に考え始めれば、そうするほどに、すぐにどんどん難しくなってきてしまいます。だからむしろ、この試みもまた、まず第一に僕自身が「批評とは何か?」を探り出すために出発する、と言うべきかもしれません。
 ブレインズは講師と受講者の距離の近さとインタラクションを何よりも大切に考えています。「音楽批評家養成ギブス」ではもっぱら僕が一方的に話すばかりでしたが、今回は受講者の方々に課題を与えて実際に「批評」を書いていただきます。月2回の内、前半(第一金曜)は僕が幾つかのテーマについて講義をし、後半(第三金曜)では皆さんが書いたテキストを講評します。理論と実践は別々のものではありません。「批評」という営みについては、とりわけそうだと思います。仮にも「養成ギブス」と題しているのですから、受講者の中から将来的にプロの書き手が誕生することを企図しています。
 好奇心が旺盛で、さまざまなジャンルに興味がある、読むのも見るのも観るのも聴くのも大好きで、更に書くこと、すなわち言葉(で一体何ができるのか?、というようなこと)にも強い関心を抱いている方に、ぜひご参加いただきたいと思います。

講義日程
9/21(金)・10/5(金) ・10/19(金)・11/2(金)・11/16(金) 
12/7(金)・12/21(金) ・1/18(金) ・2/1(金) ・2/15(金) 

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畠中実(はたなかみのる)

1968年生まれ。NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]http://www.ntticc.or.jp/index_j.html学芸員。音楽ライター、ときどき批評家。1996年の開館準備よりICCに携わり、ヴィデオ・アート、サウンド・アートを主な研究領域とする。主な企画には「ビル・ヴィオラ ヴィデオ・ワークス」(1997年)、「サウンド・アート—音というメディア」(2000年)、「ダムタイプ:ヴォヤージュ」(2002年)、「サウンディング・スペース」(2003年)、「ローリー・アンダーソン 時間の記録」(2005年)、「サイレント・ダイアローグ」(2007年)などがある。その他、コンサートなど音楽系イヴェントの企画も多数行なう。2004年「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」(森美術館)にキュレーターのひとりとして参加。2006年ソナー・フェスティヴァル(バルセロナ)にて日本人アーティストのショーケースをキュレーション。主な書籍には『200CD ザ・ロックギタリスト』(共著・学習研究社)など。また、国内外の展覧会カタログ、イントキシケイト、美術手帖、ARTiT、スタジオボイス、ユリイカなどに寄稿。多摩美術大学、武蔵野美術大学で非常勤講師も務める。

Summer's Cauldron http://d.hatena.ne.jp/wintersongs/