赤坂大輔
「超現代映画論」
「ひとは今、イメージという病にかかった」。我々は映像に取り囲まれ、日常的に作ったり使ったりしなくてはいられない時代に生きている。その一方で我々は過剰な映像とイメージの病にとり憑かれ、操作されて、場合によっては生死をも左右されるようになった。選挙や戦争の情報操作がテレビを主戦場とするように、映像はもはや娯楽や文化を超えて、一般の人々に向けられた兵器でもあるのだ。マイナーで難解だとして(それは政治的操作とも言える)遠ざけられ、場合によっては輸入さえされなかった現代映画の作家たちは、実はこうした来るべき時代を生きる我々のために、映像から距離をとり、解体し、分析し役立てる視線や思考を提出してきた。だからフィルムや興行というシステムの消滅とともにいわゆる「映画」というものが消えてしまったとしても、我々はその映像をGhostとして墓場から蘇らせざるをえないだろう。この授業は来るべき祈祷のリハーサルなのである。
講義日程
10/23(木)、11/20(木)、12/18(木)、1/15(木)、2/12(木)